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Nutanix、「Nutanix Data Services for Kubernetes」(NDK)のアーリーアクセスを発表

著者:Aaron Delp

May 9, 2023 | min

本日、Nutanix .NEXTにおいて、Nutanix Data Services for Kubernetes(NDK)のアーリーアクセスを発表しました。クラウドネイティブアプリケーションの採用が進む中、Kubernetes向けのアプリケーションアウェアなデータサービスを提供するという課題に取り組むことが急務となっています。 

Nutanix Data Services for Kubernetes(NDK)は、エンタープライズむけのデータサービスをコンテナ化されたアプリケーションへと拡張することで、ビジネスクリティカルなアプリケーションのライフサイクル管理全体を簡素化し、統合します。NDKは、開発者向けには、クラウド運用モデルを導入することで、価値創造までの時間を短縮し、運用リスクを低減します。ビジネスオーナーにとっては、コスト効率を高め、弾力性のあるインフラをシンプルな形で提供します。NDKは、エンタープライズ向けフルスタックKubernetesとして当社が優先的な選択肢としているRed Hat OpenShiftを含む、ほとんどのKubernetesで動作します。NDKは、NutanixとRed Hatの共同エンジニアリングを拡張し、シームレスなサポート体験を提供します。 

Nutanix Data Services for Kubernetes(NDK)

アプリケーション層のデータサービスで運用を高速化

インフラストラクチャー管理者とアーキテクトは、スケールと複雑さが増すにつれて、アプリケーションのプロビジョニングと管理に苦しんでいます。Kubernetesのストレージドライバーは現在はアプリケーションをほぼ意識することなく、コンテナレベルでプロビジョニングと管理を実施しています。アプリケーション/ネームスペース層でサービスを適切に管理するには、多くの場合で、その管理のための時間が長くなり、効率が低下し、移行、バックアップ、データ復旧において、あらたな悩みの種となるサードパーティ・ツールが必要となります。

NDKを利用することで、場所に関係なく、アプリケーション全体のDay 2 オペレーションを簡単に管理することができます。ストレージボリュームのみにサービスを提供する既存のツールと比較して、NDKはKubernetes上のモダンなアプリのデータ保護、回復、移行、クローン、コピーデータ管理を提供します。Nutanixはデータサービスを拡張してアプリケーションを意識したソリューションを実現し、Kubernetesの専門知識がなくても、復旧時間目標(RTO)と復旧時点目標(RPO)を数日から数分に短縮します。 

NDKの導入は、簡単で直感的な3ステップのモデルで行います:

  1. アプリケーション/ネームスペースの定義
  2. ガバナンスポリシーの定義
  3. 保護プランの定義

動画:NDK の動作

簡素化と統合でリスクを軽減

Kubernetesの動的で分散されているという特徴によって、運用に複雑さとリスクが生まれることがあります。ストレージドライバーでコンテナに1対1でストレージのマッピングを行うと、アプリケーション層の保護が不完全なソリューションとなってしまいます。アプリケーションのプロビジョニングは規模が大きくなると難しくなり、Day2 オペレーションとモニタリングも同様に難しくなるため、環境が大きくなるにつれて複雑化する終わりの見えない課題となっています。環境が大きくなればなるほど、発生するリスクも大きくなっていきます。

このリスクを軽減する最も簡単な方法は、インフラストラクチャー層での運用を簡素化し統合することです。NDKのステートフルアプリケーションのポリシー駆動型管理により、インフラチームは複数のKubernetesクラスタとNutanixストレージサービスを単一の管理プレーン上にシンプルに抽象化して、アプリケーションのガバナンスと標準化を確保します。NDKは、アプリケーション/ネームスペースレベルのモニタリング、キャパシティプランニング、ロールベースのアクセスコントロール(RBAC)を1つのダッシュボードであるPrism Centralに統合します。ご自身の目でお確かめください:

Nutanixプロジェクトでポリシーとクォータを管理

Kubernetesクラスタのリソース利用状況ダッシュボード

クラウド運用モデルの実現

Kubernetesの管理者と開発者は、オンプレミスのインフラをパブリッククラウドと同様に運用するために、API利用した自動化を必要としています。NDKは、既存のKubernetes CLI (kubectl)とAPIを拡張しており、追加のトレーニングやツールの必要はありません。

また、従来のレガシーインフラでは、ロールベースの権限委譲や開発者による最新のアプリケーションのセルフサービスができないことがよくあります。組織は、オペレーションを自動化し、ロケーションの透明性を確保する能力を必要としています。NDKは、これらの課題を次のように解決します: 

  • ポリシーベースのガードレールと共に、KubernetesとIT管理者にインフラの対応を委譲する。
  • セルフサービス・ワークフローを実現し、運用とデータ保護のためのガバナンス・ポリシーを作成することで、インフラストラクチャーのプロビジョニングへの依存を排除し、それによってアプリケーションのデプロイメント速度を向上させることが可能です。
  • 複数のツールや同期、コンテナやアプリケーション/ネームスペースのメタデータを手動で復元するなどの複雑さを伴うことなく、オンプレミスからクラウドへのアプリケーション/ネームスペースのモビリティを提供する。

コスト効率の向上

コスト効率の良い運用がますます重要視されています。現在および将来のリソース利用について把握できない場合、無駄な支出や誤ったインフラ予算の管理につながります。今日の組織は、最新のアプリケーションをクラウドをまたがって適切に実装するのに苦労し、時間と予算を浪費しています。

Nutanixは、コンテナ、ネームスペース、アプリケーションの各層でクラウドネイティブアプリケーションの運用を簡素化することで、管理コストを削減します。NDKは、オンプレミスでもクラウドでも、インフラの複雑さを抽象化します。リスクを取り除き、リソース割り当てを最適化し、合理的な運用でコストを削減します。

次のステップ

NDKの早期アクセスプログラムへの参加方法など、詳細については、クラウドネイティブソリューションのページをご覧ください。

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