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Nutanix、ハイブリッド/マルチクラウドユーザーの事業継続性を刷新

.NEXT で新機能 Multicloud Snapshot Technology™ を発表

著者:Ed Collins、Sneha Chaturvedula

May 9, 2023 | min

Nutanix の Multicloud Snapshot Technology™(MST)は、アプリケーション中心のストレージスナップショットのハイブリッド/マルチクラウドのエンドポイントへの分散・管理・復元方法を刷新します。

この新技術は、スナップショットを Nutanix のプライマリストレージから効率的にオフロードし、Amazon AWS S3 や Microsoft Azure Blobs などのハイパースケーラ製品の S3 互換のオブジェクトストレージに直接書き込みます。Nutanix Cloud Platform が稼働している場所であればどこにでもリストアできます。

スナップショット管理にハイブリッド/マルチクラウドを導入

プライマリストレージシステムはいずれも、スナップショットの増加に伴う性能維持の課題に直面します。Nutanix の Multicloud Snapshot Technology(MST)は、多くのスナップショットが定期的にアクセスされていないことを認識し、プライマリストレージから不要なスナップショットをオフロードして、性能を確保し、容量を解放します。Nutanix の MST は、グローバルな統合オブジェクトスナップショットのターゲットを提示し、低コストの S3 互換ストレージへのスナップショットの移動と経済的な長期保存を可能にします。

MST の特長の 1 つは、Nutanix Cloud Platform が稼働している任意の場所に後からリカバリできる機能です。これにより、エッジ環境、データセンター、ホストプロバイダ、さらにはパブリッククラウドのエンドポイントにまたがって広範囲で展開できる、DR や事業継続性の新たなモデルを構築できます。

MST が新たなハイブリッドクラウドのユースケースを開拓

この新技術は、Nutanix のユーザーに、下記のようなエキサイティングで新しいユースケースをもたらします。

  • プライマリストレージの負荷を軽減:スナップショットを作成し、S3 互換のオブジェクトストアにレプリケートすることで、プライマリストレージの負荷を軽減。
  • アプリとデータのクロスクラウドリカバリの導入:クラウドネイティブな S3 ターゲットにレプリケートし、Nutanix Cloud Platform エンドポイントにリカバリする。
  • スナップショットの長期的なストレージコストを削減:使用頻度の低いスナップショットには、低コストの S3 互換ストレージを活用。
  • ランサムウェア対策や規制遵守のためにスナップショットの保存期間を延長:ビジネスポリシーや規制ポリシーの要件を満たすために、安全、セキュア、無期限のスナップショットアーカイブが可能。
  • コラボレーション:テストチームと開発チームでスナップショットを共有し、アジャイルな開発ワークフローをサポート。
Nutanix Data Services for Kubernetes(NDK)

データの優先度に対応

スナップショットは、事業継続戦略の重要な要素です。ランサムウェアの脅威、厳しくなる規制要件、アジャイル開発プロセスなどは、従来の事業継続の手順に対し、性能、容量、コストに関する新たな負担を課するものばかりです。

MST は、ハイブリッドクラウド管理、ストレージ、リカバリの新たなユースケースを開拓し、より多くのスナップショットをより長期間保持しなければならない企業を支援します。オブジェクトストレージは、多くの場合、ファイルやブロックよりも最大 4 分の 1 の安価で、長いスナップショットチェーンの保存に最適です。

効率的なコンピュート利用で TCO を削減

従来の長期ストレージソリューションとは一線を画す Nutanix MST の重要なユースケースは、Nutanix Disaster Recovery エンジンとの緊密な結合です。オブジェクトストレージからプライマリインフラへの迅速なデータのリハイドレーションが可能です。長期ストレージのスナップショットに保存されているアプリケーションデータにユーザーがアクセスする必要がある場合、Nutanix MST は、オンプレミスかパブリッククラウドかを問わず、そのデータをライブクラスタに速やかにリハイドレーションします。この緊密な統合により、従来の S3 バックアップで、数日かかっていたリカバリが数時間で完了できます。

また、Nutanix MST は、レンタルクラウドを DR に利用できるため、コンピュートインスタンスが必要になるのは実際に災害イベントが発生した場合のみになります。コンピュートリソースは必要に合わせてスピンアップされるため、ユーザーは、スナップショットをパブリッククラウドプロバイダのオブジェクトストアに保存し、イベントのタイミングに合わせて、Nutanix Cloud Cluster(NC2)の起動とデータのリハイドレーションを行うことができます。これにより、低コストのオブジェクトストレージの使用によるストレージコストの削減に加え、コンピュートコストの削減も可能になります。

ハイブリッド/マルチクラウドスナップショットの時代

より多くのスナップショットを長期間保持するためのコストと性能の課題に取り組んでいるお客さまに対して、Nutanix MST は新たなハイブリッド/マルチクラウドのユースケースを提供します。ハイブリッド/マルチクラウドのエンドポイント全体で、スナップショットのレプリケーション、オフロード、リカバリを一貫した単一の運用モデルで行うことができるようになります。

Nutanix の事業継続性とディザスタリカバリについて、詳しくはこちらでご覧いただけます。

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