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VMware Cloud(VMC)のお客さまのための選択肢

執筆者:Lee Caswell

August 18, 2024 | min

VMware Cloud on AWS(VMC)には多くの変化が起きています。最近、Broadcom がリセラープログラムに変更を加えたことで、AWS による VMC サービスを再販する権利が 2024年 4 月末で終了しました。このため AWS は現在、顧客に、VMC からネイティブ AWS への移行を促進するインセンティブの提供を開始しています。

Broadcom の CEO である Hock Tan 氏は、VMC の将来についてのうわさに対応(ブログ記事を参照)しようとしましたが、研究開発投資の継続についての疑問は依然として残っています。このような状況から現在、Nutanix が これまで VMC が提供してきたサービスをどう補完できるかに対する関心が高まっており、Nutanixが提供するハイブリッド・マルチクラウドソリューションの強化が期待されています。

ハイブリッド・マルチクラウドのユースケース

エッジ、仮想プライベートデータセンター、パブリッククラウドの各エンドポイント間でアプリケーションとデータの管理や移行をどう統合するかの課題が模索されており、ハイブリッド・マルチクラウドのユースケースが急速に注目されています。

クラウドファースト戦略の加速:クラウドファースト戦略を掲げるお客さまにとって、ハイブリッド・マルチクラウドソリューションは、リファクタリングやリプラットフォーム化を行わずに、エンドポイント間でアプリケーションとデータを迅速に移動するためのパスを提供します。

ハイブリッドクラウドのディザスタリカバリ(DR)の導入: DR プロセスの効率化を求めるお客さまにとって、ハイブリッド・マルチクラウドソリューションは、DR サイトを排除し、DR エンドポイント間のリカバリを簡素化し、専用の DR ターゲットで未使用のコンピューティングのコストを削減します。ハイブリッド・マルチクラウドは、DR ターゲットやスケーラブルな DR のソースとしてパブリッククラウドにも拡張され、必要に応じて支払いが行われます。Nutanix は、このソリューションの一部として従量課金制モデルを提供しているため、必要なときにのみ支払いを行い、事前に容量を確保する必要はありません。

サービスの一時的なワークロードの急増:小売業のピークシーズン、周期的なテスト/開発サイクル、新しい拠点での業務の立ち上げといったワークロードのユースケースが急増するお客さまにとって、ハイブリッド・マルチクラウドのユースケースは、データセンターのセキュリティポリシー、Day 2 オペレーション(本稼働後の運用業務)、コンプライアンスを維持しながら、パブリッククラウドの柔軟性を活用する道筋を提供します。

Nutanix Cloud Clusters(NC2)

Nutanix Cloud Clusters(NC2)ソリューションでは、AWS と Azure から入手可能な自社所有のオンプレミスサーバーとレンタルのベアメタルサーバーの両方で、同じように Nutanix ソフトウェアプラットフォームを実行できます。これにより、オンプレミスとクラウドの両エンドポイントで一貫した運用モデルが確立され、一貫したデータサービスと使いやすさ、そして受賞歴のあるサポートが提供されます。

VMC と Nutanix のソリューションの異なる点は、Nutanix はあらゆるクラウドエンドポイント間でのライセンスの完全なポータビリティを可能にする点です。Nutanix AHV ハイパーバイザー は、 10 年間にわたる成熟した開発とテストを経て、エンタープライズグレードの信頼性とエコシステムサポートを提供します。

VMC から NC2 への移行サポート

さらに、Nutanix は、シームレスな移行をお手伝いします。仮想マシン(VM)を VMC から NC2 に移行するための Nutanix Move 無料ツールにより、ハイブリッド・マルチクラウド環境全体でのポータビリティを提供します。

Nutanix Move には次のようなメリットがあります。

  • 全ての VM にコンポーネントを手動でインストールする必要がなく、移行パスのセットアップが簡略化される。
  • 複雑なセキュリティやネットワーク構成なしでソースとターゲットネットワークをマッピングし、移行中も IP アドレスを保持できる。
  • ソース VMC のサイジングを NC2 のデスティネーションサイジングに合わせることで、両方が AWS のベアメタル上に存在するため、個々の VM や性能プロファイル、容量に必要なEBSストレージタイプを把握する必要がなくなる。
  • フェイルオーバーとデータ保護を備えた組み込みの耐障害性戦略を確立する。
  • ハイブリッド・マルチクラウドのエンドポイント間での完全なライセンスのポータビリティを提供する。
  • オンプレミスとハイパースケーラーのエンドポイントを同じ管理スキルで管理可能。
  • AWS のクラウドクレジットを活用し、BYOL(Bring Your Own License)方式で Windows ライセンスを利用可能。

新規のお客さまにとっての移行のメリット

VMC から NC2 への移行は、期間限定で VMware から Nutanix への移行プロモーション の対象となります。対象となるお客さまには、1 年間の Nutanix ライセンスと移行サポートを無償で提供いたします。さらに、AWS のベアメタルサービスと Nutanix のライセンス(AWS Marketplace を通じて購入した場合)は、AWS のコミットメントにカウントされ、AWS クレジットを利用できます。

詳しくは、NC2 on AWS をご覧ください。また、こちらのページにアクセスして、Nutanix が VMC からの移行をどのように支援できるかをご覧ください。

©2024 Nutanix, Inc.All rights reserved.本文書に記載された、Nutanix、Nutanix のロゴ、および Nutanix のその他全ての製品とサービス名は、米国およびその他の国において Nutanix, Inc. の登録商標または商標となります。Nutanix, Inc. は、VMware by Broadcom または Broadcom と提携関係にありません。VMware および本書に記載された VMware の各種製品名は、米国およびその他の国における Broadcom の登録または未登録商標です。本文書に記載された、その他のブランド名は、識別目的のみに使用されており、それぞれの所有者の商標となります。本プレゼンテーション内に含まれる一部の情報は、調査、発行物、アンケート、および第三者の情報源および当社が独自に行った社内の予測・研究におけるその他のデータに関連するか、これに基づいています。こうした第三者による調査、発行物、アンケ―ト、およびその他のデータは本紙の投稿時点で信頼性があるものの、明示的に記載されていない限り独自には検証されておらず、当社は第三者の情報源から取得した情報の適性、正確性、または完全性に関して一切の表明を行いません。VMware から Nutanix への移行プロモーションについて詳しくは、https://www.nutanix.com/jp/go/migrate-to-nutanix をご覧ください。