*本リリースはデンマーク・コペンハーゲンで開催された.NEXT Conferenceにおいて現地時間2019年10月9日に発表されたプレスリリースの抄訳版です。原文はこちらをご参照ください。
NutanixとServiceNowが連携し、セルフサービス機能を提供。
日常的なITワークフローの自動化を実現
Nutanix Inc. (本社:米国カリフォルニア州、創業者兼CEO:Dheeraj Pandey 以下、Nutanix) は、プライベートクラウド環境におけるクリティカルなワークフローの自動化を図るため、同社のハイパーコンバージドインフラストラクチャー (HCI) プラットフォームをServiceNow IT Operations Managementソリューションと連携させたことを発表しました。この連携機能により、ServiceNow社の顧客企業はNutanix HCI環境を自動的に検出できるだけでなく、Nutanixを活用するITサービスを利用できるとともに、Nutanix HCI関連の重大インシデントについて、自社のプライベートクラウド環境内で直接通知を受け取ることが可能です。
IT部門の日常的なタスクを自動化することは、社内のデジタルトランスフォーメーションを推進・加速する上で欠かせない要素です。リクエストの最も多いサービスとワークフローを自動化することで、IT部門はサービスのインシデント対応に費やす時間を削減し、データセンター内のパブリッククラウドライクなユーザーエクスペリエンスを実現、競合との差別化、戦略的プランニングの提供に専念できます。
全世界のIT部門の意思決定者2,650人を対象とした、Nutanixの最新の調査 1によると、回答者のほぼ全員 (98%) がITオペレーションの自動化は自社にとって「重要」であると回答し、56%は「極めて重要」であると答えました。これに加えて、ガートナー社のレポートには、「2022年には、インテリジェント・インフラストラクチャーによって、HCIおよびコンポーザブルな統合システムの60%に対し、インフラストラクチャーの機械学習、分析、ITオペレーション向けの人工知能 (AIOps) の機能がソフトウェアとして追加される見通しです。」 2と記載されています。
ServiceNow IT Operations Managementソリューションとの連携機能により、Nutanixの顧客企業は以下のメリットを享受できます。
- ServiceNow ITOM Discovery機能によって、Nutanixのプライベートクラウド環境を自動的に検出します。これによって、ITオペレーターは、HCIクラスタ、個別ホスト、仮想マシン (VM) インスタンス、ストレージプールなど、数十件の構成パラメーターとアプリケーション観点からの指標など、Nutanixの資産を包括的に把握できます。
- セルフサービス機能をServiceNowユーザーに提供することで、ユーザーはNow Platformのサービスカタログ項目として公開されるNutanix Calmのblueprintを通じて、アプリケーションの迅速なプロビジョニング、管理、スケーリングが可能です。Nutanix Calmのプラグインは、ServiceNow Storeを通じて提供されます。
- Prism Proに組み込まれたNutanixのX-Play自動化エンジンとの連携機能を通じて、Nutanixベースのプライベートクラウドのオペレーションをより効果的に管理できます。ServiceNow対応の新たなX-Playアクションを通じて、ServiceNow ITSMサービスを活用することで、ホストの電力損失やサーバーのキャパシティの欠乏など、Nutanixを利用するプライベートクラウド環境に関するインシデントやアラートがIT管理者に通知されます。
Nutanixのクラウド・プラットフォーム担当最高技術責任者であるRajiv Miraniは、次のように述べています。「日常的なタスクをなくし、プライベートクラウドのパワーと柔軟性を活用する上で鍵となるのが自動化機能です。これによってIT部門は、最新のイノベーションを駆使して競争上の差別化に専念しつつ、インフラストラクチャー投資の将来性を保証することができます。ServiceNow社の業界をリードするデジタルワークフロー・ソリューションとNutanixソフトウェアを連携させることで、インフラストラクチャーとアプリケーション・ワークフローの包括的な自動化機能をより簡単に実現でき、パブリッククラウドサービスと同様のシンプルな運用と柔軟性がプライベートクラウドでも実現します。」
ServiceNow社のバイスプレジデント兼ITオペレーション管理担当ジェネラル・マネージャーであるJeff Hausman氏は、次のように述べています。「ITリーダーの間では、自社のクラウド・インフラストラクチャー全体で自動化を推進することへの需要が高まっています。自動化によって、ITリーダーはより高レベルかつ戦略的な自社のデジタルトランスフォーメーションに専念できるからです。ServiceNow IT Operations Managementを活用し、Nutanix環境の可視化を実現することで、お客様は今後、オペレーション基盤全体をより効果的に管理し、問題を事前に修正しつつ、IT投資の効率性と回復力を保護することが可能です。」
参考資料
- Nutanix CalmとServiceNowとの連携機能に関する詳細は、こちらのブログ記事をご参照下さい。
- Prism ProとServiceNow ITSMとの連携機能に関する詳細は、こちらのブログ記事をご参照下さい。
- Nutanix HCI環境を完全に検出可能にし、ServiceNow CMDBに追加する方法については、こちらのブログ記事をご参照下さい。
- 「Nutanix Insights」に関する詳細は、こちらのブログ記事をご参照下さい。
提供時期
NutanixとServiceNowとの連携機能は、Acropolis向けのプラットフォーム・ディスカバリー機能と、ServiceNow StoreのNutanix Calm向けの完全統合型のプラグインを通じて、現在提供中です。
(以上)
1 Nutanixの委託形式でVanson Bourne社が調査を実施しました。この調査では、IT部門の意思決定者を対象に、現在のビジネス・アプリケーションの実行環境、実行環境の将来的な計画、クラウド環境の設定に関わる課題、IT関連の他のプロジェクトや優先順位と比較したクラウドイニシアチブの状況について尋ねました。調査に参加した約2,650人の回答者は、南北アメリカ、欧州・中東・アフリカ (EMEA)、アジア太平洋/日本 (APJ) の地域の全24カ国に在住しており、その業界や事業規模も多岐にわたります。調査レポートの全文は、2019年年内の公開を予定しています。
2ガートナー社「How to Migrate From Legacy Infrastructure to HCI and Integrated Systems」、2019年3月発行、青山 浩子著
Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアとハイパーコンバージドインフラストラクチャー・ソリューションのグローバルリーダーであり、ITインフラストラクチャーをその存在さえ意識させない「インビジブル」なものに変革することで、企業のIT部門が、ビジネスに直結したアプリケーションやサービスの提供に注力できるようにします。NutanixのEnterprise Cloud OSソフトウェアは世界中の企業に採用されており、パブリッククラウド、プライベートクラウド、分散型エッジクラウドを対象に、ワンクリックのアプリケーション管理とモビリティを実現することで、総所有コストを大幅に削減しつつ、あらゆる規模でアプリケーションの実行を可能にします。その結果、高性能のIT環境をオンデマンドで迅速に実現でき、アプリケーション所有者には真のクラウドライクな体験が得られます。詳細については、www.nutanix.com/jp をご覧いただくか、Twitterをフォローしてください (@NutanixJapan)。
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