上級管理とパフォーマンス管理 (AAPM)

概要

経験豊富な Nutanix 管理者であれば、このコースは Nutanix プラットフォームをより深く理解し、Nutanix ソリューションを最大限に活用するのに役立ちます。AAPM は大きく 6 つのセクションに分かれており、それぞれクラスタのさまざまな側面におけるパフォーマンスの向上と高度な管理テクニックに焦点を当てています:

• ストレージ: AOS ストレージ・サービス、Acropolis 分散ストレージのさまざまな側面、ストレージの最適化、アプリケーション・ワークロードのためのストレージのベスト・プラクティスについて詳しく説明します。
• ネットワーク: 物理ワークロードと仮想ワークロードを最適化する方法、Flow Virtual Networking と仮想プライベートクラウド（VPC）を実装する方法を学びます。
• 仮想マシン (VM): CVM および Prism Central VM のサイジング、CLI などによる VM プロビジョニングの代替方法、GPU との連携方法、VM ストレージとネットワークのパフォーマンスの向上方法について説明します。
• セキュリティ: 認証、RBAC、IAM、暗号化などの重要な機能を理解します。Flow Security CentralやFlow Network Securityなどの重要なセキュリティ製品の使用方法を学ぶことができます。
• 問題の分析: 健全性の問題、ネットワーク・パフォーマンス、VMパフォーマンス、およびクラスタ・パフォーマンスを監視して特定する方法を検討します。
• 事業継続と災害復旧: Nutanix のデータバックアップ、Web スケールのデータ保護、ランサムウェアからの保護、セルフサービスリストア、サードパーティの統合について学びます。また、ディザスタリカバリのための保護ドメインと Nutanix Leap の使用方法についても学習します。

前提条件

• Nutanix エンタープライズクラウド管理（ECA）クラスルームトレーニングまたは NCP-MCI 認定資格
  
• Nutanix データセンターの管理手法に関する基本的な知識
  
• 従来の仮想化アーキテクチャと Nutanix クラウドインフラストラクチャに精通している
  
• Linuxコマンドラインインターフェイスの操作性
  

AAPMの受講が最適であることを確認するために、オンライン の「受講準備評価」を行うことをお勧めします。質問は、ECAコースとNCP-MCI試験で扱われるトピックに基づいており、受講前によく理解しておく必要があります。 

対象

• Nutanix クラスタを管理しているが、Nutanix のデータセンター管理についてより深く知識を得たいと考えている IT 管理者やアーキテクト 
• Nutanix 認定マスター - マルチクラウド インフラストラクチャー (NCM-MCI) 認定資格取得を目指す方

コース内容

1: Nutanix のストレージ機能について

• Nutanix AOS サービスと AOS ストレージサービスの理解
  
• ストレージ・コンポーネントの解説
  
• AOS ストレージ・データ・パス

ハンズオン

• ストレージコンテナを作成する
  
• Reported Capacity を更新する

2: 高可用性、高パフォーマンス、高信頼性のストレージレイヤーの構築

• 可用性と耐障害性に優れたインフラの構築
  
• ストレージの最適化とデータの効率化
  
• 新しいワークロードの最適化とプランニング
  
• アプリケーションワークロードのためのストレージのベストプラクティス
  

ハンズオン

• Nutanixクローニング効率を監視する
  
• AHVのリビルド容量を予約する
  
• リビルドプロセスを監視する
  
• リビルド容量の予約を無効にする
  
• 重複排除を有効にしたストレージコンテナを作成する
  
• 重複排除の節約を見直す
  
• レプリケーションファクター 1 を有効化し、ストレージコンテナを作成する
  

3: AOS における物理ネットワークと仮想ネットワークの最適化

• 物理ネットワークと仮想ネットワークの最適化
  
• ベストプラクティス

ハンズオン

• 仮想スイッチとアップリンクを管理する
  
• Prism Element で仮想スイッチを表示する
  
• CVM ネットワーク・セレクションを設定する
  
• QoS トラフィックマーキングを設定する

4: Flow Networking によるオーバーレイネットワークの最適化

• 物理ネットワークと仮想ネットワークの最適化
  
• Flow Networking の実装
• VPC の実装
• オーバーレイネットワークの使用例
  

ハンズオン

• Flow Networking を有効化する
• 外部サブネットを作成する
  
• VPC を作成する
• オーバーレイ・サブネットを使用した VM を作成する
  
• ローカルおよびリモートゲートウェイを設定する
• VPN 接続を確立する
  
• VPN 接続を確認する
  

5: VM パフォーマンスの最適化

• CVM と Prism Central のサイジング
  
• ユーザー VM をプロビジョニングする代替方法
  
• AHV における GPU の使用
  
• VM ストレージとネットワークのパフォーマンスの向上
  

ハンズオン

• REST API で VM を作成する
  
• VirtIO マルチキューを設定する
  
• ボリューム・ブロック・ストレージを設定する
  

6: Nutanix クラスタのセキュリティオプションの分析

• Nutanix のセキュリティ技術
• ユーザー認証とアクセス許可
  
• AHV と CVM のハードニング
  
• Flow Network Security と Flow Security Central の利用
• Nutanix によるデータ暗号化
• ログファイルの管理
  

ハンズオン

• クラスタ・ロックダウンを設定する
  
• デフォルトの SSL 証明書を置き換える
  
• Syslog 統合を設定する
• ユーザー権限を管理する
  

7: Flow Network Security によるマイクロセグメンテーション

• Flow ポリシーの構成
• セキュリティ・ポリシーのモデルと種類
• マイクロセグメンテーションの有効化
  
• ポリシーの作成と適用
  

ハンズオン

• Flow マイクロセグメンテーションを有効化する
• カテゴリーを作成する
  
• VM の作成し、カテゴリを割り当てる
  
• 分離とアプリケーションセキュリティポリシーを設定する
  

8: Prism Central によるパフォーマンス監視

• クラスターの健全性の評価
  
• ネットワーク・パケットのキャプチャーとインスペクション
  
• Acropolis のサービス障害
• 機械学習による効率的な物理リソース消費の確保
  
• アプリケーションの監視と検出
  
• パフォーマンスの監視

ハンズオン

• Prism Central パフォーマンス監視ダッシュボードを作成する
  
• Prism Central を使用してメトリクスを分析するためのチャートを作成する
  
• Prism Element を使用してエンティティを分析するチャートを作成する
  

9: 事業継続性

• 事業継続と災害復旧の評価
  
• 高可用性とデータ保護
  
• サードパーティバックアップの統合
  
• ベストプラクティス
  

ハンズオン

• セルフサービス・リストアの設定
  

10: 災害復旧の実施

• AOS によるデータの複製
  
• 災害復旧オーケストレーション
  
• 保護ドメインによるディザスタリカバリ
  
• Nutanix Leap の使用方法
  
• ランサムウェア対策
  

ハンズオン

• Nutanix Leap を有効化する
  
• 可用性ゾーンを設定する
  
• 保護ポリシーを設定する
  
• 本番用 VLAN とテスト用 VLAN を作成する
  
• Nutanix Leap 用の VM を準備する
  
• リカバリープランを設定する
  
• テストと計画的フェイルオーバーを実行する
  

利用規約

• お客様は、コースの日程を決定する前にトレーニングシートを購入する必要があります。 
• お客様は、購入したトレーニングシートをキャンセルすることはできず、支払われた金額も返金できません。 
• お客様は、15 営業日以上前に Nutanix に書面で通知することにより、コースの日程を変更することができます。ただし、変更手数料が適用される場合があります。 
• お客様は、5 営業日以上前に Nutanix に書面で通知することにより、受講者の代理を立てることができます。変更手数料は、代理の受講者には適用されません。 
• トレーニングシートは、購入後 12 ヶ月以内に使用する必要があります。購入から 12 ヶ月以内にトレーニングシートを利用しなかった場合、当該シートに対して支払われたすべての料金は返還されないものとします。場合により、延長が可能なこともございます。 
• 弊社の認定トレーニングパートナー (ATP) の多くは、10営業日以内のキャンセルおよび/または日程変更ポリシーを設けています。 10 営業日以内にキャンセルまたは日程変更された場合、シート代金の全額を上限として手数料が適用される場合があります。 
• 最少開講人数に達しない場合、講師の病気、その他Nutanixが管理できない事由が発生した場合、Nutanixは開講予定のコースをキャンセルする権利を有します。
• キャンセルの通知は、再スケジュール情報および代替トレーニングの選択肢を記載したEメールにて、登録済みの受講者に送信されます。