Back toプレスリリース

Nutanix、HCIソフトウェアの新機能により市場におけるリーダーシップを強化

プレスリリース
2020年9月9日

*本リリースは米国カリフォルニア州サンノゼで現地時間2020年9月8日に発表されたプレスリリースの抄訳版です。原文はこちらをご参照ください。

マルチクラウド環境におけるセキュリティ、パフォーマンス、ネットワーキング機能、自動化機能を強化

Nutanix Inc.(本社:米国カリフォルニア州、共同創設者、会長兼CEO: Dheeraj Pandey 以下、Nutanix)は本日、データセンター市場とクラウド市場に大規模なイノベーションをもたらすハイパーコンバージドインフラストラクチャー(HCI)ソフトウェアに関する重要な新機能を発表しました。具体的には、最大50%のパフォーマンス向上、マルチクラウドの導入を簡素化するネイティブな仮想ネットワーキング機能、ゼロトラスト戦略をサポートする包括的なセキュリティ監視機能、クラウドリソースの自動化と予算管理機能の拡張が含まれます。Nutanixは、HCIソフトウェアスタックをパブリッククラウドに拡大するだけでなく、急拡大中のHCI市場において、あらゆる組織が真のITの現代化を実現できるよう、イノベーションの基準を更新し続けています。

HCIは現在、プライベートクラウド環境で広く採用されています。中でも、シンプルな運用、拡張性、回復力、セキュリティを提供するNutanixソフトウェアは17,000社以上の顧客企業での導入実績を誇り、業界をリードするアナリストからも「Nutanixは急成長中のHCI市場における揺るぎないリーダー」であると評価されています。直近では、米Forrester Researchが発表した「The Forrester Wave™: Hyperconverged Infrastructure, Q3 2020(ハイパーコンバージドインフラストラクチャー、2020年第3四半期)」)」において、Nutanixは「現行の提供製品」、「戦略」、「市場でのプレゼンス」の3つのカテゴリーすべてで最高水準の評価を獲得し、「リーダー」に位置づけられました。Forresterのレポートにおいて「イノベーション、研究開発投資、セールスの勢い、パートナーシップ、そしてあらゆる業界・地域の新規顧客獲得という観点から、NutanixはHCI市場においてトップのポジションを維持しています。(中略)Nutanixは明確かつ優れた製品ラインのロードマップを展開しています」との評価を得ています。

本日の発表は、顧客が求める新たな要件を満たし、業界の現状を打破するNutanixのイノベーションに対する取り組みを明確に示すものです。今回発表したHCIの新機能により、Nutanixの顧客企業に以下のようなメリットをもたらします。

パフォーマンスが50%向上
Nutanixは、NVMeベースのSSDやインテルOptane SSDなど、最新のストレージ技術を活用することで、HCIアーキテクチャをさらに進化させています。その結果、レイテンシの低減によって、大規模データベースや大規模ヘルスケアアプリケーションなどのI/O集約型ワークロードでは、パフォーマンスが最大50%向上します。これに伴い、仮想マシン(VM)統合率も向上し、あらゆるアプリケーションで総所有コスト(TCO)が抑えられます。

Nutanixの新たなBlockstoreテクノロジーは、従来型ファイルシステムに比べて大幅に効率化されたストレージ自己管理を提供します。さらに、Nutanix HCIソフトウェアは、現在テクノロジープレビューとして提供されているIntelの開発したオープンソース・ライブラリのストレージパフォーマンス開発キット(SPDK)をサポートします。これによって、アプリケーションはNVMeのキャパシティに直接アクセスできるため、OSやカーネルレベルのオーバーヘッドを回避し、ワークロードのパフォーマンスをこれまで以上に高速化できます。BlockstoreとSPDKによって、Nutanixのソフトウェア定義型アーキテクチャのメリットを強化し、パフォーマンスと回復力の継続的な向上を実現します。

IntelのOptaneソリューション事業部ゼネラルマネージャであるChris Tobias氏は、次のように述べています。「IntelとNutanixが最近発表した共同イノベーション・ラボを通じ、Nutanixと協業し、Intelの誇る最新・最高のテクノロジーをNutanixのソフトウェアスタックに統合しています。超低レイテンシのインテル® Optane™テクノロジーや、高帯域幅のインテルNVMeストレージ・テクノロジーに加えて、Nutanixが本日発表した高度なパフォーマンス機能により、両社共通のお客様は、最も負荷がかかるアプリケーションをサポートする上で不可欠なHCIソリューションが得られるため、迅速かつより容易に新たなビジネスモデルのイノベーションと開発を推進することが可能になります。」

ゼロトラストセキュリティの簡素化
Nutanixは、セキュアなインフラストラクチャーサービスの実現に向け、長期的な取り組みを継続する中、SaaSベースの集中管理プレーンのFlow Security Centralを発表しました。Nutanixベースのプライベートクラウドとパブリッククラウドの両方の環境に対して、コンプライアンスの監視、ネットワークの可視性、セキュリティ運用機能を提供します。

ゼロトラスト戦略には、きめ細かなネットワークポリシー制御と、こうした制御をリアルタイムで監視・更新する機能が求められます。しかし、多くの企業は、アプリケーションの可視化やセキュリティの一元管理に苦慮しています。Security Centralは、顧客企業にセキュリティ運用のハブ機能を提供することで、Nutanix環境の総合的なセキュリティ体制の評価と、コンプライアンスを遵守した環境を実現できる詳細な推奨事項の生成を可能にします。さらに、クラウドネットワークとアプリケーションの保護に必要なネットワークの可視性とコンテキストを提供します。

Nutanixは、Security Centralに加え、顧客企業のゼロトラスト戦略の強化をサポートする、現在開発中の新たなセキュリティ機能の発表も行いました。エッジやリモートオフィス/ブランチオフィス(ROBO)の導入でシンプルかつセキュアな環境を実現する、Nutanixのネイティブ鍵管理/データ暗号化の機能拡張や、高度なメモリ攻撃からWindows VDIデスクトップを保護する、マイクロソフトの仮想化ベースのセキュリティ(VBS)およびCredential GuardへのAHVのサポートが含まれます。また、「FIPS 140-2」証明書の更新、政府によるコモンクライテリアの全評価作業の承認、DoDIN承認製品リスト(APL)の掲載に向けた試験の完了など、新たなセキュリティ証明書に関する発表も行いました。

仮想ネットワーキング機能によるクラウド環境の簡素化
Nutanix HCIのソフトウェアスタックにネイティブ統合される、Nutanix Flowの新たな仮想ネットワーキング機能を開発中であることを発表しました。Nutanix Flow Networkingは、主要パブリッククラウドプロバイダーが使用する、熟知されたVPC(仮想プライベートクラウド)構成が基礎となっており、プライベートデータセンターとパブリッククラウドの環境で実行されるアプリケーションを接続する、ソフトウェア定義型ネットワークの作成・隔離・管理タスクを簡素化します。この結果、ハイブリッド/マルチクラウド環境のネットワーキング機能は大幅に簡素化されます。

この最新のVPC技術は、Nutanixのクラウドベースのソリューションの基礎となっているNutanix Xi Servicesに対するこれまでの投資が実を結んだものです。NutanixのAHV仮想化技術との統合により、複数の環境への新たなアプリケーションのプロビジョニングを迅速かつ自動的に行うアジャイルなネットワーキング機能を通じ、顧客企業にマルチクラウドとの接続、高度なネットワーキング機能の実装、DevOpsチームのサポートといったさまざまな選択肢を提供します。

アプリケーションの洞察と自動化機能
Nutanixは、ITチームとアプリケーション開発者向けのインフラストラクチャー運用管理機能の強化も発表しました。Nutanix Prismの新エディションであるPrism Ultimateには、アプリケーションに関するインフラストラクチャーの課題を解決する高度なアプリケーションの洞察と自動化機能が追加されています。また、クラウドITリソースの使用状況を可視化し、目標とするITコストの削減と、より正確な予算編成を実現します。さらに、Nutanix Prismは、一般的な仮想化スタックを含む、Nutanix外の環境監視にも対応しているため、Nutanixの顧客企業は、レガシーインフラストラクチャー環境を含むインフラストラクチャー全体を一元的に把握できます。

NutanixのCTOであるRajiv Miraniは、次のように述べています。「ITがより戦略的な役割を果たしている今、Nutanixのエンジニアとアーキテクトは、アプリケーションを実行し、増加の一途をたどるデータ量を管理するため、ハイブリッドアーキテクチャの基礎を構築しています。Nutanixは、お客様のハイブリッドおよびマルチクラウド運用モデルへの移行を支援するため、研究開発分野に大規模な投資を行い、コアソフトウェアスタックを進化させてきました。これらの新機能により、ネットワーキング機能、セキュリティ、パフォーマンス、自動化機能の各分野におけるNutanixソフトウェアのパフォーマンスと信頼性のさらなる向上を図ります。」

Nutanix Flowの最新のソフトウェア定義型ネットワーキング機能は現在開発中です。

(以上)

Nutanix Inc.について

Nutanixは、クラウドソフトウェアのグローバルリーダーであり、ハイパーコンバージドインフラストラクチャー・ソリューションのパイオニアです。Nutanixのソフトウェアは世界中の企業に採用されており、プライベートクラウド、マルチクラウドを対象に、単一のプラットフォームにて場所・規模を問わないアプリケーション管理を実現しています。詳細については、www.nutanix.com/jp をご覧いただくか、Twitterをフォローしてください (@NutanixJapan)。

© 2020 Nutanix, Inc. All rights reserved. NutanixおよびNutanixのロゴマークは米国およびその他の国におけるNutanix, Inc.の登録商標、あるいは出願中の商標です。本リリースに記載されているその他すべてのブランド名は、識別目的でのみ使用されており、各所有者の商標です。