*本リリースは米国カリフォルニア州サンノゼで現地時間2021年2月25日に発表されたプレスリリースの抄訳版です。原文はこちらをご参照ください。
プレスリリース
2021年3月16日
新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、世界的に官公庁・政府機関でのハイブリッドクラウド導入が加速:Nutanix調査
Nutanix Inc.(本社:米国カリフォルニア州、プレジデント兼CEO: Rajiv Ramaswami 以下、Nutanix)は、官公庁・政府機関におけるプライベート、ハイブリッド、パブリッククラウド採用計画に関する調査結果「2020年版 Nutanix Enterprise Cloud Index 官公庁・政府機関の調査結果」を公開しました。回答者の70%が、新型コロナウイルス感染症の流行に伴いITを戦略的に考えるようになったと回答しており、官公庁・政府機関においてデジタルトランスフォーメーション (DX) が加速していることが明らかになりました。
官公庁・政府機関では、様々な規制が足かせとなり、テレワークの導入を阻んでいました。調査でも、世界の官公庁・政府機関に携わる回答者の半数近く (48%) は「1年前はテレワークを行う職員が1人もいなかった」と回答しました。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、テレワークの導入が進んだことにより、「現在、テレワークを行う職員が1人もいない」と回答した割合は15%に留まっています。また、回答者の4分の3以上 (82%) が、ハイブリッドクラウドが理想的なIT運用モデルであると回答し、テレワークを効果的に支援する基盤としてクラウドモデルを再評価しています。
その他の調査結果は、以下の通りです。
- ITモダナイゼーションに向けたレガシーアーキテクチャの廃止:2019年は、53%の官公庁・政府機関が非クラウド系とされる従来型のデータセンターのみを導入していましたが、2020年には22%まで下がりました。マネージドハイブリッド環境への統合を見据えた、プライベートクラウドとパブリッククラウドへの投資が増加しています。さらに今後5年間で、官公庁・政府機関における従来型のデータセンター環境は20ポイント減少し、ハイブリッドクラウド環境が43ポイント増加すると考えられています。
- テレワークは今後も最優先事項に:43%の官公庁・政府機関が「新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、パブリッククラウドへの投資を拡大した」と回答し、他業界の平均よりも8ポイント高い結果となりました。この結果は、他業界と比べ、より厳しい規制により阻まれていたテレワークの促進を反映していると考えられます。さらに、官公庁・政府機関のほとんどがテレワーク支援の継続を計画しており、以前の体制に戻すことを計画している回答者は僅か4%でした。
- 米国連邦政府ではハイブリッドクラウドの導入に積極的:米国連邦政府の回答者によると、87%がハイブリッドクラウドを理想的なIT運用モデルと認識しており、その実現のためにインフラを進化させています。米国連邦政府におけるハイブリッドクラウドの活用は今後1年間で2倍以上に拡大し、今後5年間で現在約14%の普及率から約74%まで拡大する計画であることが明らかになりました。こうした計画は、ハイブリッドクラウドの成長予想を上回る勢いで進んでおり、官公庁・政府機関における需要に応えるためにITインフラの見直しが行われていることを示しています。また、米国連邦政府の回答者の53%は、顧客へのサポート向上に重点的に取り組んでおり、48%が新しいITモデルを通じて職員のテレワークを適切に支援したいと回答しています。
- セキュリティが導入の判断を左右:ハイブリッドクラウドの管理に影響を及ぼす懸念事項として、回答者全員がセキュリティを挙げました。特に、66%の米国連邦政府の回答者は、ハイブリッドクラウド環境の保守に伴う最大の課題にセキュリティを挙げており、他業界の平均よりも15ポイント高い結果となっています。こうしたセキュリティへの懸念は、官公庁・政府機関向けのクラウドやFedRAMPをはじめとしたセキュリティプログラムが成熟するにつれ、緩和されていくと考えられます。
Nutanixのパブリックセクター担当バイスプレジデントであるChip Georgeは、次のように述べています。「独自の規制やセキュリティの課題に直面することの多い官公庁・政府機関にとって、ITモダナイゼーションの実現は困難でした。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響により、シームレスな運用を維持するため、官公庁・政府機関におけるIT変革は加速しています。この変革により、規制遵守を前提とした、コストパフォーマンスの高いITモダナイゼーションが可能であると、明らかになりました。今後、テレワークをはじめとした職員の新しい働き方を支援するため、官公庁・政府機関はハイブリッドクラウドモデルを積極的に採用していくと考えられます。」
グローバルパブリックセクターの調査結果に関する詳細は、「2020年版 Nutanix Enterprise Cloud Index 官公庁・政府機関の調査結果」(英語)をダウンロードいただくか、ブログ記事(英語)をお読みください。
Nutanixの官公庁・政府機関向けクラウドソリューションについてはこちらをご覧ください。
州および地方自治体、政府機関向けITソリューション:https://www.nutanix.com/jp/solutions/state-local
政府機関向けITソリューション・クラウドサービス:https://www.nutanix.com/jp/solutions/federal
(以上)
Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアのグローバルリーダーであり、ハイパーコンバージドインフラストラクチャー・ソリューションのパイオニアです。Nutanixのソフトウェアは世界中の企業に採用されており、プライベートクラウド、マルチクラウドを対象に、単一のプラットフォームにて場所・規模を問わないアプリケーション管理を実現しています。詳細については、www.nutanix.com/jp をご覧いただくか、Twitterをフォローしてください (@NutanixJapan)。
© 2021 Nutanix, Inc. All rights reserved. NutanixおよびNutanixのロゴマークは米国およびその他の国におけるNutanix, Inc.の登録商標、あるいは出願中の商標です。本リリースに記載されているその他すべてのブランド名は、識別目的でのみ使用されており、各所有者の商標です。