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Nutanix、パブリッククラウド対応のAIプラットフォーム「Nutanix Enterprise AI」を発表

*本リリースは米国カリフォルニア州サンノゼで現地時間2024年11月12日に発表されたプレスリリースの抄訳版です。原文はこちらをご参照ください。

プレスリリース
2024年11月13日

オンプレミスとエッジ、そしてパブリッククラウドを対象に、使い勝手に優れた統合型の生成AIエクスペリエンスを提供

Nutanix Inc. (本社:米国カリフォルニア州、プレジデント兼CEO:Rajiv Ramaswami 以下、Nutanix)は本日、同社のAIインフラストラクチャープラットフォームを拡張する最新のクラウドネイティブサービス「Nutanix Enterprise AI(NAI)」を発表しました。Nutanix Enterprise AIは、エッジ、コアデータセンター、パブリッククラウドサービス(AWS EKS、Azure AKS、Google GKE等)のKubernetesプラットフォーム上に展開することを可能にします。また、AIワークロードを加速させるための一貫したハイブリッドマルチクラウド運用モデルを提供し、企業が投資収益率(ROI)を向上させながら、選択した安全な場所でモデルとデータを活用できるようにします。Nutanix Enterprise AIは、NVIDIA NIMを活用することで基盤モデル(ファウンデーションモデル)のパフォーマンスを最適化しており、企業は大規模言語モデル(LLM)用の推論エンドポイントの展開・実行・拡張をセキュアに行うことで、これまでの数日間・数週間かけて行っていた生成AI(GenAI)アプリケーションの展開を、わずか数分間で対応できます。

生成AIは本質的にハイブリッドなワークロードであり、新規のアプリケーションはパブリッククラウドで構築されるケースが多く、プライベートデータを使用したモデルの微調整(ファインチューニング)はオンプレミスで行われ、推論はビジネスロジックに最も近い場所のエッジ、オンプレミス、パブリッククラウドで展開されるのが一般的です。複雑性やデータプライバシー、セキュリティ、コストを懸念する企業にとって、こうした分散型のハイブリッド生成AIワークフローは課題となる可能性があります。

Nutanix Enterprise AIは、マルチクラウドの一貫した運用モデルを提供するほか、NVIDIA NIMに最適化された推論マイクロサービスとHugging Faceのオープンな基盤モデルを通じ、LLMのシンプルかつセキュアな導入・拡張・実行を可能にします。これにより、顧客企業はオンプレミスまたはAWS Elastic Kubernetes Service(EKS)、Azure Managed Kubernetes Service(AKS)、Google Kubernetes Engine(GKE)の環境で、ビジネスクリティカルなアプリケーションに求められるレジリエンス、日々の運用、セキュリティを伴う形で、エンタープライズ向け生成AIインフラストラクチャーを立ち上げることが可能です。

さらに、Nutanix Enterprise AIは、インフラストラクチャーのリソースに基づく明瞭で将来における投資が予測可能な価格モデルを提供します。これは生成AI投資によるROIの最大化を目指す顧客企業にとって重要であり、予測が困難な使用量やトークンに基づく価格設定とは一線を画すものです。

Nutanix Enterprise AIは、Nutanix GPT-in-a-Box 2.0のコンポーネントとして提供されます。GPT-in-a-Boxには、Nutanix Cloud Infrastructure、Nutanix Kubernetes Platform、Nutanix Unified Storageが含まれるだけでなく、オンプレミスのトレーニングと推論に関し、構成とサイジングの顧客ニーズに応える各種サービスも提供されます。パブリッククラウドでの展開を計画中の顧客企業向けに、Nutanix Enterprise AIはあらゆるKubernetes環境で展開できますが、運用面ではオンプレミス環境と一貫しています。

Nutanixの製品管理部門シニア・バイスプレジデントであるThomas Cornelyは、次のように述べています。「Nutanix Enterprise AIによって、お客様をオンプレミスとパブリッククラウドで生成AIアプリケーションをシンプルかつセキュアに実行できるよう支援します。Nutanix Enterprise AIは、あらゆるKubernetesプラットフォームに対応しており、予測可能なコストモデルでAIアプリケーションをセキュアなロケーションで実行できます。」

Nutanix Enterprise AIは、NVIDIAのフルスタックAIプラットフォームを通じて展開可能で、NVIDIA AI Enterpriseソフトウェアプラットフォームによって妥当性が確認されています。そしてこれには、使い勝手に優れたマイクロサービスセットとして、高性能なAIモデル推論のセキュアかつ高信頼性の展開用に設計されたNVIDIA NIMも含まれます。Nutanix-GPT-in-a-BoxはNVIDIA認定システムでもあり、パフォーマンスの信頼性も保証します。

NVIDIAのエンタープライズAI担当バイスプレジデントであるJustin Boitano氏は、次のように述べています。「生成AIワークロードは本質的にハイブリッドであり、トレーニング、カスタマイズ、推論の作業は、パブリッククラウド、オンプレミスシステム、エッジ環境で発生します。NVIDIA NIMをNutanix Enterprise AIに統合することで、セキュアなAPIを備えた一貫性のあるマルチクラウドモデルが実現し、お客様はビジネスクリティカルなアプリケーションに求められる高いパフォーマンスとセキュリティに基づき、多様な環境でAIを展開できます。」

Nutanix Enterprise AIのメリットは以下の通りです:

  • AIのスキル不足を解消:シンプルな運用、選択肢、ビルトインされた機能により、IT管理者はIT管理者としての職務を全うし、データサイエンティストと開発者は、最新のモデルとNVIDIAアクセラレーテッドコンピューティングの活用に迅速に順応することで、AIをより迅速に開発できます。
  • AI対応プラットフォームの構築時の障壁を排除:生成AIの採用を検討している企業の多くは、オンプレミスインフラストラクチャーと複数のパブリッククラウドの環境で一貫性を維持するなど、AIワークロードをサポートする適切なプラットフォームの構築で問題を抱えています。LLMの推論エンドポイントの展開とテストを数分間で実行可能な、UIベースのシンプルなワークフローを採用することで、Nutanix Enterprise AIはこうした問題を解決します。これにより、どこでも実行できるNVIDIA NIMマイクロサービスのサポートで顧客にクラウドとオンプレミス環境全体で最適化されたAIモデルの性能を確保します。顧客企業には、あらゆる環境で実行可能なNVIDIA NIMマイクロサービスのサポートによる選択肢が提供され、クラウドとオンプレミスの環境向けに最適化されたモデルのパフォーマンスが保証されます。このほか、Hugging Faceなどの規格にも対応しています。さらに、Nutanix Kubernetes Platformとのネイティブ統合を通じて、今後もNutanix Cloud Platform全体を活用できるほか、NVIDIAアクセラレーテッドコンピューティングにより、AWS EKS、Azure AKS、Google Cloud GKEを含むKubernetesランタイム上での実行が可能です。
  • データのプライバシーとセキュリティに関わる懸念を軽減:顧客企業の管理する演算リソース上でモデルやデータの実行を可能にすることで、Nutanix Enterprise AIには、プライバシーとセキュリティのリスクを軽減する機能が組み込まれています。さらに、Nutanix Enterprise AIは、LLMの使用リソースのトラブルシューティング、可観測性、利用率に関する直感的なダッシュボードと、迅速かつセキュアなロールベースのアクセスコントロール(RBAC)を提供することで、LLMへのアクセシビリティの確実な管理と理解を可能にします。強固なセキュリティが必要な組織の場合、エアギャップ環境やダークサイト環境での展開も可能です。
  • エンタープライズインフラストラクチャーを生成AIワークロードに対応:ビジネスクリティカルなアプリケーションをNutanix Cloud Platformで実行している顧客企業は、これまでと同じ回復力、日々の運用、セキュリティを生成AIのワークロードに適用し、エンタープライズインフラストラクチャーを体験することができます。

Hugging Faceの製品担当責任者であるJeff Boudier氏は、次のように述べています。「NutanixとHugging Faceのコラボレーションによって、Nutanix Enterprise AIのお客様は、使いやすく、実証されたスタックで、そして今後はパブリッククラウドにより、最も幅広く利用されるオープンなモデルをシームレスに展開できるようになりました。」

IDCのインフラストラクチャー・リサーチ・バイスプレジデントであるDave Pearson氏は、次のように述べています。「エンタープライズからパブリッククラウドまで一貫したエクスペリエンスを提供するNutanix Enterprise AIが目指すのは、パブリッククラウドからエッジまで、AIジャーニーのあらゆる段階で企業をサポートするユーザーフレンドリーなインフラストラクチャープラットフォームです。」

Nutanix Enterprise AIを活用した主なユースケースには、以下が挙げられます:

  • 顧客フィードバックとドキュメントの分析を通じ、生成AIでカスタマーエクスペリエンスを強化。
  • コパイロットとインテリジェントな文書処理を活用することで、コードとコンテンツの生成を高速化。
  • 業界固有のデータ上でファインチューンされたモデルを活用することで、コードとコンテンツの生成を高速化。
  • 不正検知、脅威検知、アラート強化、ポリシーの自動作成の用途でAIモデルを活用するなど、セキュリティを強化。
  • プライベートデータ上でファインチューンされたモデルを活用することで、アナリティクスを向上。

Nutanix Enterprise AIはオンプレミス、エッジ、パブリッククラウドの環境に対応しており、Nutanix GPT-in-a-Box 2.0は現在、顧客企業に提供中です。詳細については、https://www.nutanix.com/jp/enterprise-aiをご覧ください。

(以上)

Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアのグローバルリーダーであり、クラウド間でアプリケーションやデータを運用するための単一プラットフォームを企業に提供しています。Nutanixの活用により、企業は複雑さの軽減と運用の簡素化を実現し、ビジネスの成果に集中することが可能になります。Nutanixはハイパーコンバージドインフラストラクチャーのパイオニアとしての実績をもとに、一貫したシンプルかつコスト効率の高いハイブリッドマルチクラウド環境の構築を支援し、世界中の企業から高い信頼を獲得しています。詳細については、www.nutanix.com/jpをご覧ください。または@NutanixJapanより、フォローしてください。
 

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