*本リリースは米国カリフォルニア州サンノゼで現地時間2023年8月15日に発表されたプレスリリースの抄訳版です。原文はこちらをご参照ください。
プレスリリース
2023年9月12日
企業がデータのコントロールを保持しつつ、GPTと大規模言語モデル(LLM)の導入を促進
Nutanix Inc.(本社:米国カリフォルニア州、プレジデント兼CEO: Rajiv Ramaswami 以下、Nutanix)は本日、企業がデータのコントロールを保持しつつ、人工知能(AI)と機械学習(ML)の導入を進める顧客企業向けに「Nutanix GPT-in-a-Box™」を発表しました。本ソリューションは、ソフトウェア定義型・AI対応のフルスタックプラットフォームと各種サービスで構成されます。代表的なオープンソースのAI/MLOpsフレームワークをNutanix Cloud Platform™上で使用することで、精選された大規模言語モデル(LLM)を導入する上で適したハードウェア/ソフトウェアインフラストラクチャーの規模を調整し、構成できます。また顧客企業は、AI対応インフラストラクチャーを容易に調達し、エッジやデータセンターでLLMを含むGPTの微調整・実行が可能です。
多くの企業は、生成AIやAI/MLアプリケーションを迅速、効率的かつ安全に活用する方法に取り組んでおり、特にデータ主権、ガバナンス、プライバシーへの懸念からパブリッククラウドで実行できないユースケースに奮闘しています。顧客サービス、開発者の生産性、運用効率などを強化するため、各社が生成AIの活用を模索する中、新たなユースケースは日々登場しています。社内文書の自動書き起こし、マルチメディアコンテンツの高速検索、自動分析など、多くの企業はAIに機会を見出しているものの、知的財産の漏洩、コンプライアンス、プライバシーに関する懸念も大きな問題となっています。さらに、AI対応スタックの構築を検討する企業は、ML管理者とデータサイエンティストのサポートで苦慮することが多く、またAI投資では多額なコストが想定されるため、企業によるAI/ML戦略は停滞しています。
IDCのインフラストラクチャーシステム/プラットフォーム&テクノロジーグループのシニアリサーチアナリストであるGreg Macatee氏は、次のように述べています。「生成AIソリューションの設計・導入を目指す顧客企業は、こうしたワークロードのインストール、構成、実行に求められる高度な専門知識と、コストを管理しつつ、データセキュリティや企業IPの保護に関する懸念とのバランスに苦慮しています。 Nutanix GPT-in-a-Boxにより、NutanixはAIユースケースのためのターンキー型のソリューションを提供し、ジェネレーティブAIの導入に悩む企業に、より容易な導入を可能にします。
Nutanix GPT-in-a-Boxは、エッジやコアのデータセンター向けに、直ちに使用できる顧客制御のAIインフラストラクチャーを提供し、顧客は企業のデータのコントロールを保持しつつAIとGPTモデルの実行と微調整を行うことができます。Nutanixは、AIのデータ保護に理想的なセキュリティ/データ保護ソリューションを完備しています。
Nutanixのプロダクトマネージメント担当シニア・バイスプレジデントのThomas Cornelyは、次のように述べています。「複雑化が進むマルチクラウドの管理やデータ保護の課題に加えて、最近はデータのプライバシーとコンプライアンスを管理しつつ生成AIソリューションを採用するなど、お客様はIT関連で非常に大きな課題に直面しています。こうした課題の解決を支援することが当社の業務の中核を成しています。Nutanix GPT-in-a-BoxはAI対応スタックであり、生成AIの採用に伴う主な課題の解決と、AIイノベーションの採用の支援を目指します。」
新ソリューションの特長は以下の通りです。
JM Finn社の最高情報セキュリティ責任者 (CISO)であるJon Cosson氏は、次のように述べています。「AIを活用し、より効率的・効果的にお客様を支援することは当社の最優先事項ですが、規制の厳しい金融サービス企業として、自社データのコントロールを保持する必要があります。Nutanix Cloud Platformは、AIワークロードを安全に導入する上で必要なパフォーマンス、柔軟性、セキュリティを備えています。」
Nutanix GPT-In-a-Boxは、Nutanix Cloud Platformの定評あるフルスタックの拡張性、パフォーマンス、回復力、使い勝手を基礎としています。パブリッククラウド、データセンター、エッジのユースケースを対象とした、スケーラブルなインフラストラクチャーに関するNutanixの専門知識により、データのコントロールを保持しつつAIアプリケーションの微調整・実行を行う上で理想的な環境が実現します。事実、最近の調査によると、Nutanixの顧客企業の78%は、Nutanix Cloud Platform上でAI/MLワークロードを実行する可能性が高いと回答しています。
Nutanixの専門知識とオープンソースのAIコミュニティへの参加により、顧客企業はAI戦略の構築に役立つ強力な基盤が得られます。これまでNutanixはMLCommons(AIの規格)アドバイザリーボードへの参加、ML Storage Benchmarks/Medicine Benchmarksの共同設立と策定に関わる技術的リーダーシップのほか、Cloud Native Computing Foundation(CNCF)では、Kubeflow(MLOps)トレーニングおよびAutoMLワーキンググループの共同議長を務めています。
Nutanix GPT-in-a-Boxは、本日より提供を開始します。導入を検討中の企業は、こちらの詳細情報(ブログ)をご覧ください。
https://www.nutanix.com/jp/blog/nutanix-simplifies-your-ai-innovation-learning-curve
賛同コメント:
参考資料:
• ブログ:「AI の活用を加速させる Nutanix の AI 向けソリューション」
• NutanixのAIソリューション
• KubeflowがCNCFインキュベーターにMLOpsを提供
• メディカルAI向けのMedPerfオープンベンチマーキング・プラットフォームを発表
• MLCommons、ボードアドバイザー、Debojyoti Dutta氏
(以上)
Nutanixは、クラウドソフトウェアのグローバルリーダーであり、クラウド間でアプリケーションやデータを運用するための単一プラットフォームを企業に提供しています。Nutanixの活用により、企業は複雑さの軽減と運用の簡素化を実現し、ビジネスの成果に集中することが可能になります。Nutanixはハイパーコンバージドインフラストラクチャーのパイオニアとしての実績をもとに、一貫したシンプルかつコスト効率の高いハイブリッド・マルチクラウド環境の構築を支援し、世界中の企業から高い信頼を獲得しています。詳細については、www.nutanix.com/jpをご覧ください。Twitterは@NutanixJapanより、フォローしてください。
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