コンテナは一時的な性質を持っており、そのままでは永続データの扱いには適していません。また、ステートフルなアプリケーションは、それらをホストするポッドとの接続を維持するために、プロビジョニングされたストレージが必要です。Karbon を Nutanix のストレージソリューションと組み合わせることで、Nutanix ならではのシンプルさのメリットを Kubernetes での永続ストレージの構成や管理にも活用できます。
Karbon によってデプロイされた Kubernetes クラスタには、Nutanix の CSI(コンテナストレージインターフェース)ドライバが自動的に含まれます。これにより、Karbon は Nutanix Files や Nutanix Volumes とネイティブに統合します。数分でステートフルなアプリケーションをデプロイできます。手動プロセスは不要です。また、Karbon は、CSI ドライバのアップグレードを Kubernetes クラスタのアップグレードの一環として実施します。
Nutanix の CSI ドライバにより、下層の AOS クラスタのストレージ機能の全てが、Karbon でデプロイした Kubernetes クラスタでも利用可能になります。CSI ドライバは LVM ボリュームをサポートし、下層の AOS クラスタのあらゆるコンピューティングリソースとストレージリソースを、1 つのアプリケーションから利用できます。
Nutanix CSI の主要な機能
オブジェクトストレージを必要とするユースケースでは、Karbon プラットフォームのユーザーは、Nutanix Objects を利用することで、スケーラブルなハイパーコンバージドアーキテクチャ上で非構造化データを格納、管理できます。Nutanix Objects は、Nutanix 分散ストレージファブリック(DSF)の機能をネイティブに受け継いでおり、柔軟性、スケーラビリティ、性能、コスト効率など、分散システムのメリットをそのまま活用できます。小規模から新規データのペタバイト規模のバーストまで、柔軟なサポートが可能です。S3 互換の REST API インターフェースを採用した設計により、1 つのグローバル名前空間から膨大な量の非構造化データを扱い、オブジェクトストレージサービスのデプロイメントと管理をクラウドライクなシンプルさで行えます。
Nutanix CSI について詳しくは Nutanix ポータルを参照してください。