プレスリリース

ネットコムBB、Nutanixのハイパーコンバージドシステムを採用 ~国内初となるAcropolis Hypervisorの導入~

ニュータニックス・ジャパン合同会社 (本社: 東京都千代田区、マネージング ディレクター: 安藤 秀樹、以下Nutanix)は2015年11月11日、同社のハイパーコンバージドシステムが株式会社ネットコムBB (本社: 佐賀県佐賀市、代表取締役社長:松岡 実信、以下ネットコムBB)に採用されたことを発表しました。これにより、ネットコムBBは従来の物理サーバ約30台をハイパーコンバージドシステム1台に集約しました。また、同社はNutanixが今年より提供を開始した「Acropolis Hypervisor」の国内初の採用企業となり、ITシステムの物理環境から仮想環境への移行に際し、ハイパーバイザの購入費用の大幅な削減を実現しています。

ネットコムBBは、1996年に地方紙として全国で初めてISP(インターネットサービスプロバイダー)事業を開始するなど、IT関連で先駆的な取り組みを行ってきた佐賀新聞社を母体としています。長年にわたり佐賀県内の一般家庭および企業向けにブロードバンドサービスを提供してきたほか、現在はエリアを超えて企業向けの総合的なデータセンターサービスを展開しています。今後は上場に向け、さらなるサービス基盤強化と新規サービス拡大を図っています。

ネットコムBBではサービス拡大につれ、ITシステムの課題が浮き彫りとなっていました。まず技術面では、物理サーバの増加に伴い運用の負担が大きくなっていました。顧客企業向けの機器は、障害時に備え同スペックの予備機複数台を購入し、電源やディスクなどを冗長化させていました。しかし実際に障害の兆候があった際は、OSやアプリケーションのインストールやシステムを一時停止させての切り替えなど、複雑な移行作業がエンジニアの手間になっていました。

経営面ではコストが課題となっていました。購入後の用途によって予備機のリソース使用量に差が出るなど、利用効率を改善する必要があったのに加え、サーバを収納するスペースにも限界が出ていました。さらに、サーバ単価の抑制や納期短縮など、顧客企業からの要望に応えるため、ネットコムBBは5年前にITシステムの抜本的な見直しを始めました。

当時、商用環境で利用できる主要ハイパーバイザではライセンス価格面でメリットを出すのが困難でしたが、長期的なコスト削減に向け仮想環境に移行することが概ね決まりました。従来のサーバ群と大容量ストレージにハイパーバイザを組み合わせた選択肢の検証を進めていくなか、ネットコムBBはNutanixの製品を新たに知ります。特に注目したのはNutanixが今年より新たに提供を開始した「Acropolis」という新製品です。AcropolisにはKVMをベースにしたNutanix独自の無償ハイパーバイザが含まれ、これを選択することにより将来的なハイパーバイザの追加ライセンスコストの大幅な削減を見込むことができました。

個別のサーバ、ストレージ、ハイパーバイザを組み合わせるのに比べ、全てを統合したNutanixのハイパーコンバージドシステムは初期購入費用がやや割高でした。しかし、Nutanix製品はスモールスタートでき、必要に応じて簡単にリソースを追加できる拡張性の高さが、サービス事業者であるネットコムBBにとって機器投資の不安を軽減させる決め手となりました。また、技術面でもNutanixの新しい管理ツール「Prism」を通じて直感的にサーバ、ストレージ、ハイパーバイザを一貫管理でき、エンジニアに特別なトレーニングを必要としない点も魅力的でした。

ネットコムBBは2015年3月にハイパーコンバージドシステム「Nutanix NX-1350(3ノード)」を導入し、従来の物理サーバ約30台をこの1台に集約しました。既に納期短縮では大きな成果をあげており、冗長化されたサーバ環境の設定にこれまで1~2ヶ月費やしていたのに対し、現在では数分で設定が完了します。また、技術面での運用負荷も軽減し、インフラやネットワークの専門知識を必要とせず、各分野のエンジニアが自力でサーバ構築、保守ができるようになりました。

ネットコムBBの第一営業部部長 兼 制作部アドバイザ、田中 淳氏は次のように述べています。「弊社にとって、Nutanixのソリューションは期待どおりかそれ以上で、すぐにNutanix NX-6000シリーズを追加導入しました。今後は、データセンターのバックボーンネットワークと直接接続して、より柔軟なサービス提供をできればと考えています。」

本事例の詳細は、以下リンクよりご覧いただけます。
http://go.nutanix.com/rs/031-GVQ-112/images/case study Netcom BB.pdf

Nutanix Inc.について
Nutanixは、次世代エンタープライズ・コンピューティング向けの「インビジブル・インフラストラクチャ」を提供することにより、企業のIT部門が自社のビジネスを支えるアプリケーションやサービスに専念できるよう支援しています。同社のソフトウェア主導によるXtreme Computing Platformは、コンピューティング、仮想化、ストレージの機能を単一ソリューションにネイティブ統合することで、データセンターの簡素化を推進します。Nutanixのソリューションを利用することで、お客様は想定通りのパフォーマンス、リニアな拡張性を持つ、クラウドのようなインフラストラクチャの利用によるメリットを得ることができます。詳細については、www.nutanix.jp をご覧いただくか、Twitterをフォローしてください (@nutanix)。

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