*本リリースは米国カリフォルニア州アナハイムで現地時間2019年5月8日に発表されたプレスリリースの抄訳版です。原文はこちらをご参照ください。
顧客企業が選択したクラウド環境で
アプリケーションとデスクトップのデリバリーと保護を支援
Nutanix Inc. (本社:米国カリフォルニア州、創業者兼CEO:Dheeraj Pandey 以下、Nutanix) は本日、顧客企業のマルチクラウド・コンピューティング化を実現する、プライベートクラウドおよびパブリッククラウド向けのサービス拡張を発表しました。本日の発表により、NutanixはXi Frame DaaS (Desktop-as-a-Service) ソリューションをパブリッククラウドからプライベートクラウドにも拡大し、真のハイブリッドクラウド環境でアプリケーションとデスクトップのデリバリーを実現します。同時に、クラウドベースのディザスタリカバリ (DR) サービスであるXi Leapの新機能とアベイラビリティゾーンの追加計画を発表しました。
NutanixによるIDC InfoBrief「Surviving and Thriving in a Multi-cloud World」によると、マルチクラウド環境は現在、エンタープライズ企業の標準となっており、顧客企業のうち、単一のクラウド環境を使用している企業は30%を下回っています。大半の顧客企業は、複数のサービスプロバイダーで、異なるクラウドプラットフォームを活用しています。こうした異なるクラウド環境間のデータやアプリケーションの相互運用性は重要性が高まっているものの、大半の企業にとって単一のアプリケーションを複数のクラウド環境で実行するハイブリッドクラウド機能の利用は分かりにくいものです。マルチクラウド環境の実現方法を各社が積極的に模索するなかで、今回Nutanixが発表した新機能を含む最新のアップデートはクラウドサービス環境の実装をより合理的に実現するものです。
プライベートクラウド向けのNutanix Xi Frame
Nutanix Xi Frameによって、顧客企業はこれまでも任意のブラウザとデバイスを通じて、AWSやAzureなどのパブリッククラウドからアプリケーションや仮想デスクトップにシンプルかつ容易にアクセスできました。今回のXi Frameの最新版アップデートとNutanix AHVハイパーバイザを使用することで、今後はNutanixのプライベートクラウドにもデスクトップのデリバリーを拡大し、仮想デスクトップ・インフラストラクチャー (VDI) サービスとNutanix Enterprise Cloud Platformを統合できます。Xi Frameデスクトップは、複数のクラウドを単一のコンソールで同時に管理できるため、シームレスなコントロールと管理が可能となり、真のハイブリッド体験を実現します。
Xi Frameは現在、AWSおよびAzureユーザーへの提供に加えて、AHVを使用したNutanixのプライベートクラウド環境を使用する全世界の顧客企業にも提供されています。顧客企業は、これまでの数週間かかっていた1,000の仮想デスクトップのプロビジョニングを数分間で行うことが可能で、デスクトップ・デリバリーの経済性、スピード、スケールを大幅に向上します。ITチームは、自社のVDIイニシアチブに合わせて、パブリックもしくはプライベートクラウドを適切に選択できるようになります。
クラウドベースDRの提供範囲を拡大し、Nutanix Xi Leapをより多くのリージョンに導入
企業によるクラウドサービスの採用とエンタープライズ・インフラストラクチャーの仮想化が進むなかで、データとITの運用はクラウド環境に迅速に移行しています。クラウドベースのDRは適切に行うことで、ビジネスクリティカルなアプリケーションを保護できるため、あらゆる規模の企業にとって魅力的な戦略です。Nutanix Xi Leapは、エンタープライズ・データセンターをクラウド環境に拡大しており、ITチームはこれによってパブリッククラウドとプライベートクラウドの調和を取り、クリティカルなデータとアプリケーションに高可用性を実現することができます。顧客企業は、ネイティブ統合のDRクラウドサービスと単一の管理画面を利用することで、データセンターとクラウドの双方の環境でクリティカルなワークロードの実行を保護することが可能になり、ビジネスの継続性を向上できます。
Xi Leap DRサービスに追加される新機能は、以下の通りです。
- 新規アベイラビリティゾーン:Nutanix Xi Leapのアベイラビリティゾーンは現在、米国西部、米国東部、英国に及んでいます。今後数カ月間のうちにXi Leapのアベイラビリティゾーンは、イタリア、日本、ドイツにも拡大される予定です。イタリアではTelecom Italia Groupの国際サービス部門、Sparkle社とNutanixのパートナーシップによって提供されます。
- ESXiのサポート:Nutanix Xi Leapは今後、VMware ESXiを使用したNutanixのプライベートクラウド環境で実行されるエンタープライズ・ワークロード向けにもDRサービスを提供します。これによって、既存アプリケーションのハイブリッドサービスへの転換は従来以上に簡単に行うことが可能です。
Lexipol社の技術サービス担当ディレクターであるPatrick Sudderth氏は、次のように述べています。「従来のディザスタリカバリ・システムの場合、仮想マシンのリストアで期待されるパフォーマンスを達成することは不可能であり、個別のサイロとしてDRを管理する必要があるため、当社のインフラは複雑になっていました。Nutanix Xi Leapによって、Prism Console内でDRワークフローを直接自動化するポリシーを構成でき、リストア作業は数分単位で完了できます。Xi Leapが提供するシンプルな実行機能に迫るDRaaSベンダーは存在しません。」
クラウドアプリケーションのセキュリティ保護
マルチクラウド・アーキテクチャでのアプリケーション提供において、選択されたクラウドインフラストラクチャーの種類に関わらず、アプリケーションのセキュリティを保証し続けることは不可避です。そして、クラウド間のアプリケーション・モビリティを保証するのに欠かせないのが、包括的で自動化されたコンプライアンス評価です。NutanixのSaaSサービスとして、クラウドのガバナンスを提供するXi Beamには、リアルタイムのセキュリティコンプライアンス・モジュールが採用されており、クリティカルなクラウドインフラストラクチャーの脆弱性と、推奨される具体的な修正策を特定できます。セキュリティとコンプライアンスの新機能により、ITアーキテクトは今後、業務に影響が及ぶ前にセキュリティリスクを修正できます。
Nutanixの最高製品・開発責任者であるSunil Pottiは、次のように述べています。「マルチクラウド環境は、IT部門にとって新たな現実であり、もはや議論の余地はありません。お客様にとって必要なソリューションとは、パブリック、プライベート、エッジのクラウドを完全に組み合わせられるものです。これによって、不要な複雑性や未確認のコストに陥ることなく、クリティカルなインフラストラクチャーを構築できるようになります。当社のポートフォリオに新機能を追加し続けることで、お客様のビジネスの観点から最も合理的なクラウド環境からアプリケーションやデータを提供する自由をお届けしています。」
追加情報
- AHVを使用したNutanix Xi Frameについては、Nutanixのブログ (英語) またはWebサイト (英語) をご覧ください。
- Xi Leapの新規アベイラビリティゾーンについては、Nutanixのブログ (英語) またはWebサイト (英語) をご覧ください。
- Xi Beamについては、Nutanixのブログ (英語) またはWebサイト (英語) をご覧ください。
提供時期
AHVを使用したNutanix Enterprise Cloud Platform環境向けのNutanix Xi Frameは、現在提供中です。Xi Leapサービスは現在、米国西部、米国東部、英国において稼働中です。Xi Leapのアベイラビリティゾーンは、2019年下半期にイタリア、日本、ドイツにも拡大される計画です。Nutanix Xi Beamはすでに一般提供を開始しており、クラウドのガバナンスと最適化に対応しています。Xi Beamのリアルタイムのセキュリティコンプライアンス機能は現在、一部顧客向けのアーリーアクセスを提供しており、一般提供は2019年第2四半期(4月~6月) の予定です。
(以上)
Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアとハイパーコンバージドインフラストラクチャー・ソリューションのグローバルリーダーであり、ITインフラストラクチャーをその存在さえ意識させない「インビジブル」なものに変革することで、企業のIT部門が、ビジネスに直結したアプリケーションやサービスの提供に注力できるようにします。NutanixのEnterprise Cloud OSソフトウェアは世界中の企業に採用されており、パブリッククラウド、プライベートクラウド、分散型エッジクラウドを対象に、ワンクリックのアプリケーション管理とモビリティを実現することで、総所有コストを大幅に削減しつつ、あらゆる規模でアプリケーションの実行を可能にします。その結果、高性能のIT環境をオンデマンドで迅速に実現でき、アプリケーション所有者には真のクラウドライクな体験が得られます。詳細については、www.nutanix.com/jp をご覧いただくか、Twitterをフォローしてください (@NutanixJapan)。
Forward-Looking Statements
This press release contains express and implied forward-looking statements, including, but not limited to, statements regarding our business plans and objectives, new products, product features, services and technology that are under development or in process, including new availability zones for Nutanix Xi Leap and new security compliance capabilities of Nutanix Xi Beam, the capabilities of such products, product features, services and technology, and our plans to introduce such products, product features, services and technology in future releases, including the expected availability of the new Nutanix Xi Leap availability zones and the new security compliance capabilities of Nutanix Xi Beam. These forward-looking statements are not historical facts and instead are based on current expectations, estimates, opinions, and beliefs. Consequently, you should not rely on these forward-looking statements. The accuracy of such forward-looking statements depends upon future events and involves risks, uncertainties, and other factors beyond our control that may cause these statements to be inaccurate and cause actual results, performance or achievements to differ materially and adversely from those anticipated or implied by such statements, including, among others: failure to develop, or unexpected difficulties or delays in developing, new products, services, product features or technology in a timely or cost-effective basis; delays in the availability of new Nutanix Xi Leap availability zones and/or new security compliance capabilities of Nutanix Xi Beam; the introduction, or acceleration of adoption of, competing solutions; and other risks detailed in our quarterly report on Form 10-Q for our fiscal quarter ended January 31, 2019, filed with the SEC on March 12, 2019. Our SEC filings are available on the Investor Relations section of the company website at ir.nutanix.com and on the SEC’s website at www.sec.gov. These forward-looking statements speak only as of the date of this press release and, except as required by law, we assume no obligation to update forward-looking statements to reflect actual results or subsequent events or circumstances.
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